ダンボールワンのサイトを見ると、多くの商品に**「送料無料」**と書かれています。「えっ、あんなに大きなダンボールを無料で届けてくれるの？すごい！」と嬉しくなりますよね。
しかし、いざ少量のダンボールを買おうとすると、「あれ？1枚あたりの値段が高くない？」と感じたことはありませんか？
実は、ここには通販ならではの「送料のカラクリ」が存在します。 画面上の送料は「0円」でも、実は商品価格の中にしっかりと送料が含まれているのです。
この記事では、公式サイトが謳う「送料無料」の本当の意味と、損をせずに適正価格で購入するための「まとめ買い」の重要性について、実例を交えて徹底解説します。
公式サイトは「全国送料無料」！でも…？
※引用 公式サイト
まず、ダンボールワンの基本的な配送ルールを確認しましょう。 現在、ダンボールワンでは**「北海道・沖縄・離島」を除くすべての地域で、基本送料は無料**となっています。
カート画面に進んでも、以前のように「送料：800円」といった項目が加算されることはほとんどありません（※一部商品を除く）。
「じゃあ、10枚だけ買ってもお得なんだ！」 そう思うかもしれませんが、ここに落とし穴があります。
送料0円なら、必要な分だけ10枚買おうかな！…って、あれ？10枚入りだと合計2,050円？ 1枚205円もするの！？高すぎませんか？
そうなんです。実は運送会社さんに払う送料がタダになるわけではありません。**『送料はお客様から別途いただきませんが、その分を商品代金に含んでいますよ』**というのが、この『送料無料』の正体なんです。
【検証】送料は「商品価格」に上乗せされている
なぜ「少量買い」だとあんなに高くなるのか、その仕組みを図解でイメージしてみましょう。
ダンボールのような「大きくてかさばる荷物」は、送るだけで1,000円〜1,500円程度の運賃がどうしても発生します。
パターンA：10枚だけ買う場合（割高！）
商品そのものの原価は安くても、そこに「1回分の運賃」が丸ごと乗っかってきます。
- 商品代: 250円
- 運賃（商品代に含む）: 1,800円
- 販売価格:2,050円（送料無料）
- → 1枚あたり 205円
パターンB：50枚まとめて買う場合（割安！）
枚数が増えても、運賃はそこまで変わりません。たくさんの商品で運賃を割り勘できるため、1枚あたりの価格が劇的に下がります。
- 商品代: 1,748円
- 運賃（商品代に含む）: 1,800円
- 販売価格:3,548円（送料無料）
- → 1枚あたり 70,9円
このように、**「送料という項目は0円だけど、実質的な送料は商品代金として支払っている」**ということを理解しておきましょう。
損しないための「適正ロット」の見極め方
では、どうすれば損をせずに買えるのでしょうか？ 答えはシンプルで、**「送料分が薄まるまでまとめて買う」**ことです。
1. 最小ロット（10枚など）は避ける
「どうしても10枚しか置く場所がない」という場合を除き、割高な最小ロットは避けましょう。単価が通常の3倍〜4倍になることもあります。
2. 「引越しセット」や「まとめ買い」を活用する
前回ご紹介した「引越しセット」などは、最初からある程度のボリュームがあるため、1枚あたりの単価が安く抑えられています。 「送料無料」の恩恵を最大限に受けるなら、ある程度の枚数を一度に注文するのが鉄則です。
なるほど！『送料無料』という言葉に甘えず、単価を見て『送料が含まれすぎていないか？』をチェックするのが大事なんですね。
その通りです！特にダンボールは腐らないので、保管場所さえあれば多めに買っておくのが、結果的に一番の節約になりますよ。
注意！「送料無料」対象外のエリア
基本的には送料無料（商品代込み）ですが、以下の地域は物理的に配送コストが跳ね上がるため、別途送料がかかる場合があります。
- 北海道・沖縄
- 離島
これらの地域にお住まいの方は、注文確認画面で「追加送料」が表示されることがあるので、必ず最終金額をチェックしてください。
まとめ
ダンボールワンの「送料無料」は、魔法のようにコストが消えたわけではありません。**「商品価格の中に送料が含まれている」**サービスです。
- 少量買い ＝ 送料の負担比率が大きく、単価が高い
- まとめ買い ＝ 送料が分散され、単価が安い
この仕組みを理解して、「1枚あたりの価格」に注目しながら賢く注文しましょう。
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